パラ国体の全日程中止

おはようございます^_^
無意味に早朝覚醒する年齢になりました 笑

発達障害をみんなで考える会『ここから』代表の日向まどかです^_^

台風。人類の歴史上最大?と言われているらしい台風の影響で、パラ国体の中止が決定しました。

パラ国体開催に向けていろいろと準備してきた皆様には大変残念なことと思います。

当会からも実は出場する予定のメンバーがいました。
そして、私の夫もです。

まずは夫が参加する予定だった水泳が中止となり、その後、何種目か追って中止。そして昨日、全日程中止となったようです。

障害者にとってパラ国体に参加する、と言うこと。

障害者は、百人百様なので、スポーツの競技会で順位を決める時、クラス別に細かく分類してなるべく同じ条件になるように工夫されています。

そしてそれぞれのクラスごとにたくさんの合理的配慮がなされているからこそ、障害者は参加できる。

障害者にもスポーツを楽しむ権利は当然あります。

しかしながら現状は、夫の話で恐縮ですけど、プール設備のあるスポーツ施設に入会する時も聴覚障害を有すると言うことで断られてしまい、何度も交渉してやっと入会できたと言うことがあったそうです。

車椅子バスケットだって、体育館の床を傷つけると言う理由で断られると言う話も。

そしてそもそも鶴岡には障害者スポーツ協会がない。

なので、全国で優勝しようと鶴岡市で表彰される仕組みすらないと言うお粗末さです。

そんな中で彼らも頑張っていて
今回のパラ国体では、うちの会のメンバーも出場。
鶴岡市からは夫と、彼ともう1人が出場することになっていました。

メンバーの彼は、今大会に出場するのが悲願でしたから、出場が決まった時には、みんなでお祝いをしました。

その時の彼の笑顔。

最高のプレゼントをもらった気分にしてもらえたのは忘れられません。

それから何ヶ月か、彼はいろんなことを調整しながら、大会参加を目標に多少の無理をしながらも頑張ってきた。

おそらく彼の中では、パラ国体が終わったら倒れてもいいと思うくらいのつもりで頑張ったんじゃないかと思います。

心配ではあったけど、、若い彼には無理をする権利もある、と私は私に言い聞かせながら、彼を応援してきました。

鶴岡に障害者スポーツ協会がないので、大会参加については山形県障害者スポーツ協会とやりとりが必要になります。

県の代表なのでもちろんそうなんですけど、普段の生活だって配慮が必要な障害者にとって、地元に障害者スポーツ協会が存在しないと言うのは、とても大変なことだったろうなと思います。

夫も長年、地元に障害者スポーツ協会がないと言う状態で頑張ってきました。

さまざまな働きかけによって、やっと、鶴岡でも何とか市役所にパラアスリートも看板を掲示してもらうことができるようになったりと進展してきました。皆川市長が私たちの訴えを聞き入れてくださったおかげです。

今回、私は彼らがパラ国体で優秀な成績を収めて市役所に看板が掲示されるのを楽しみにしていました。

そして、パラ国体で優勝すると県からも表彰されます。それも楽しみにしていました。今年も絶対について行こうと思ってました。

台風だからね、天災だから仕方ないです。

でも、どうしようもない状況だからと言って悔しさは半端ないですよ。

たくさんたくさん無理して頑張ってきたのになぁって、、、

たくさんたくさんの配慮のなさとも戦ってきたのになぁって、、、

障害者スポーツ協会、鶴岡市にも必要です。

そして今回、山形県からはおそらく初の発達障害と精神障害を有する選手が代表になったと言うことで、慣れていなかったと言うこともありましたけど、やはり、練習会も毎週末、山形市まで行かなくてはならない(強制ではないです)大変さや、近くに頼るところがないと言う辛さを考えると涙が出ます。

障害者、と言うけど
彼らが困っているのは自分のことよりも周囲の環境についてのことの方が多いんですよね。

親の無理解だったり、学校の無理解だったり、会社の無理解だったり。

それによって困りごとが発生する。

だから、私はいつも言いますけど、
障害を有しているのは本人達じゃなくて社会の方だと思うんです。

私たちだって階段がなかったら二階に上がれない。

車椅子がないと移動できないことと何が違うのでしょうか?

自閉症には難しい、相手の立場に立ってものを考えることができる人たちが健常者なんじゃないかと思うのに、健常者の人たちは自分達にだけ快適な社会を作り上げています。

少数派は捨てられていく。

こんな考え方があります。

障害者を健常者が避けたり嫌ったりするのは種の保存の観点からいくと、より優秀な遺伝子を得るための本能だから仕方のないこと、と。

私もある程度はそれもあるかなと思うんです。

けれど、じゃぁどうして、障害者は生まれ続けるのでしょう?

人類が進化している中で、障害者がもし、生きていく上で不利益だから劣性遺伝になるのだとしたら、障害者と言われる人たちは生まれてこないはずです。

もちろん他にも障害者が生まれる理由はありますけど、遺伝子上では、特に発達障害なんかは、生まれつきの脳の機能障害であり、今のところ、妊婦の風疹などによる聴覚障害や、サリドマイド児と言われる人的なものとは違い、どんな理由でそうなるのかはわかっていません。
けれどさほど割合は変わりなく全国平均、大体7〜10%で(多くなってきているとは言われるけどおそらく発見される数が増えただけと思ってます)一定数産まれ続けている、ということは、世の中に必要だからじゃないかと考えることがあります。

その証拠に人類の歴史を振り返ってみると、時代が大きく変化した時、そこには発達障害と思しき人たちが活躍し、変革の一端を担っている。

むしろ進化型?笑

一割って結構な割合なのですよね。
地域によってはもっと高い。ちなみに鶴岡も高い地域だと言われてます。特に新市内と言われる地域には多くいるみたいです。
私もそもそもは新市内の生まれです 笑
死んだ爺ちゃんの衝動的なエピソードを聞くと確実にADHD 笑

途切れることなく世襲されております 笑

それなのになぁ、、世の中はいつまでも変わらない。少しずついいけれどさほど変わらないんです。

もっと大きな声をあげないとわかってもらえないかなぁって思いますけど、なかなか届いていないのが現状です。

はぁ、、、
まぁ、今は来年の東京オリパラで盛り上がっていて、少しは注目されている気はしますけど、フィーバー的な感じもするしなぁ。

でも、どんな状況下でもやることは同じなんですけどね^_^

ひたすら例会を繰り返して、こうやってブログも更新して、少しでも理解を広めること。それに尽きます^_^

あ、そう言えば、昨日の朝は倫理法人会様のモーニングセミナーに講師として参加させていただきました!

講師としての活動も広げていきたいと思っておりますので、ぜひ、お声がけください!

今月の彩えんぴつ例会の日程が決まりました^_^

10/13(日)
15:00〜17:00
苗津町3-13 にて行います!

こちらは発達障害者限定の会となりますので申し込みのない方は参加を遠慮していただいてます。

参加条件は
・メンバーからの紹介
・一度ここから例会に参加して顔合わせすること

となっています。
デリケートなメンバーの会になりますので、ご了承ください。

また、自由参加のここから例会は
10/15(火)
19:00〜21:00
苗津町3-13

にて行いますよー

ただし、台風が近づいておりますので、ここから例会は大丈夫そうなんですけど彩えんぴつ例会は中止になる場合がありますのでご了承下さいね!

では!

あ!最後になりましたけど、今アートフォーラムにて障害者アート展が開催中です!

今回パラ国体が中止になってがっかりしてるところですが、参加予定だったメンバーの彼も出展しているとのことなのでぜひ足をお運びくださいませ〜〜
私も旦那くんと行こう〜〜

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発達障害をみんなで考える会『ここから』    
毎月15日19時より『ここから例会』を行なっています。  
発達障害に関心のある方であればどなたでも参加できます。   
当事者限定の会『彩えんぴつ例会』に参加されたい方はお問い合わせください。  
お問い合わせ  
電話番号 080-4512-7102( 代表 日向)  
事務局 鶴岡市苗津町3-13  
メール coco.color.hattatsu@gmail.com  
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発達さんのためのでこぼこサークル『ここから』(解散いたしました)

(2024年6月14日をもって解散いたしました) 山形県庄内地方で活動している 発達さんのためのでこぼこサークル『ここから』です。 『ここから』は毎月15日に茶話会を行なっています。発達障害に関心のある方であればどなたでも参加できます。(参加費は場所代を割り勘にしています。おひとり数100円です) coco.color.hattatsu@gmail.com

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