困った行為だけでなく、望ましい行為も一緒に掲示できるとなおよい
おはようございます。
『ここから』代表の日向まどかです。
目がさめると決まって朝5時半。
もうちょっとは寝ててもいい時間なんですけど、、、、苦笑
さて、昨日、とあるところから発達相談がありましてお話を伺ってきました。
(※掲載許可いただいてます)
お仕事で関わるお子さん達におそらく発達障害であろう特性がみられ、対応に困っている、のとこと。
お話をよく伺うと、結果的にはとてもいい対応をされてました。
①時間で作業を区切ることができない
→時間が許す限りお子さんが満足するまでさせておく
②その場所ではやってはいけない困った行為をしてしまう(例えば他に作業をしている人たちがいるところで走り回るとか、他の人のものを触る、とか)
→やってはいけない行いに対してばつ印を大きく書いた紙を掲示する。
などなど。
ここまでの対応で、とても好ましい行動になるお子さんと、残念だけど、指示の入らないお子さんがいる、とのことで、どのように対応したらいいのか、という相談でした。
まず、①については限りなく時間がある場合は対応はとてもいいし、実際、満足して適度に終わるお子さんもいらっしゃるから、発達さん達にとって大変いい対応をしてくださっている、と思いました。
ただ、問題は時間は有限だ、ということですね。
それを区切るためには
→そもそも何時まで、という約束をしておく。
→タイマーなどを利用してタスクの切り替えを促す。(こちら提案し忘れましたので後ほどの相談の時に話すつもり〜)
などの工夫をしてみようという話に。
②については本当に困ることなんですよね。
果たして、注意していいものか、と悩まれてました。
そして注意する方法についても。
とてもいいのは視覚に訴えて赤い大きなばつ印とともに掲示をした、というところです。
それで理解する子ももちろん多くいるのですけど、困った行為だけでなく、望ましい行為も一緒に掲示できるとなおよいという話をさせていただきました。
ばつ印に対する丸印も一緒に掲示するのが実はとても大事。
発達障害児が困った行いをしていて、それを注意する、というのは日常よくみられることなんですけど、それと同時に望ましい行為も提示しないとどうしたらいいかわからなくなる、ということがあります。✖️から⭕️を想像できないんですね。
これ私、大きくなった息子から言われました。
『だから、どうしたらいいの?』
、、、、、そりゃそうでした 苦笑
起こる、叱るばかりになっては子どもの自己肯定感を下げてしまうとわかりつつもやってしまいがちなんですよね。私も何回もやらかしているのでわかります。
そして口頭よりも目で見える形で提示する、視覚支援が必要です。
なので、
簡潔な文章で望ましい行為を書いて丸印もつけて、バツと丸を並べて掲示してみてくださいとお話しました。
✖️他の人のものは触らない
⭕️自分のものだけ使う
このくらい。発達児得意のどうして?なんで?が出てきたり、また、彼ら独自の考えを訴えてくると思うのですけど、その時はしっかりと話を聞いてから、理由を話す、または視覚的に提示してあげてくださいね。
これ実は土曜日に新潟で講演をされる
おめめどうさんの視覚支援の方法です。14日にもっと詳しくお話を伺ってくるとお約束しましたよ〜!
そのほかには、対応するのはやはりチームが望ましいので、私もお話を会に持ち帰って相談してみるとお話ししました。
定期的にお邪魔して子ども達と関わるということもできたらいいなと思っています。
1人で対応するのはとても大変なこと。
定型発達のお子さんでも子育ては大変です。
ぜひ周囲の人たちとチームを組んで対応しましょう。
相談者さんもすでに悩まれて身体症状まで出てました。とにかく1人で抱えずにアウトプットしていきましょう。
相談はお電話、またはメールでご連絡いただき、都合の良い日にお会いしてお話聞きます。
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発達障害をみんなで考える会『ここから』
毎月15日19時より『ここから例会』を行なっています。
発達障害に関心のある方であればどなたでも参加できます。
当事者限定の会『彩えんぴつ例会』に参加されたい方はお問い合わせください。
お問い合わせ
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