子離れできない親御さんへ

おはようございます

最近早朝覚醒するんですよね 
アラフィフな私です

発達障害をみんなで考える会『ここから』
代表のひなたまどかです


昨日の彩えんぴつ例会もとても楽しかったですね。

その中で親子の関係の話にもなりました。

発達障害児の親御さんに限らずな話ですが
障害児の親御さんは、子離れするのが難しいようです。

もちろん、親の介護を必要とする障害もありますので一概には言えませんが、もし、寝たきりのお子さんだとしてもある程度の年齢になれば、精神的な自立は必要かと思います。

映画
こんな夜更けにバナナかよ

ALSの主人公は親元から離れて一人暮らし。たくさんのボラをタイトル通り、真夜中にバナナ食べたい!とアゴで使うように見えますが、彼は彼なりに、障害者がどう自立するか、という事を本気で考えていたんです。

順番通りに行けば、親が先に死にます。

障害児の子育ての目標だって
健常児と同じように、親の手を借りる事なく生活できるようになる事、つまり、自立なんです。


発達障害者の場合
子育てをして来て何を目指すか、ということを念頭に置きながらやってきました。

紆余曲折ありながら、私の場合は

『生きてさえいてくれたらいい』

と思ったから、子ども自身が一人で生きていけるようにと考えてます。

体験し、経験し、失敗を繰り返し、そこから考え、選択する、その繰り返しが人生なわけです。

それを一人でやることを繰り返して来ました。

こういうとかっこいいけど、まぁ、放任です 笑

発達障害児の親は、過干渉になりがちで、
『この子はできないから』
と、本来、子どもが選ぶべきこと、やるべきことを親が代わりにやってしまう事が多くあります。

そのように、先回りする事で子どもはどうなるか。

そのような親のことをカーリングペアレント、というそうですね。

子どもの行く先々に先回りして、全てきれいに整える。

子どものため、と言いながら、それは親の自己満足です。

子どもに何かあったら
『私が』苦しいから、大変だから
先回りして整える。

きれいに舗装された道路を子どもはただ歩きます。

そんな風に舗装した道路しか歩いたことのない子どもが、いざ、社会に出たらどうなるか。

会社になんでもやってくれた両親はいない。

間違っても修正してくれる両親はいない。

考えただけで恐ろしいことです。

社会に出た時に、本当に困るのは子どもです。

たくさんの経験を、成功を、失敗を、親元にいるうちにたくさん練習して、それから社会に出る。

その方がいいと思うんですよね。

それなのに始終べったりとくっついた親。

子どもは親離れしたい。

うちの母もいまだに言います。

私のいうことなんか全然聞かない。

当たり前でしょう、私の人生は私のものなんです。

私には自分の考えで自分の人生を歩んでいく権利があります。
例え、その先に失敗が見えていたとしても、やる権利があります。


自由
という言葉はそもそも仏教の用語だそうですが、自らの由、つまり、自分の理由、が語源です。

自分の思う通りの人生を生きること。

それが自由です。

そして、人権です。

子どもにだって人権があります。

人権を尊重しましょう。

お子さんの考えを聞き、それについて言いなりになるのではなく、上下主従の関係なく、『平ら』にコミュニケーションする事ができればそれでいいと思います。

とはいえそれを、はい、今から!というのも難しいんですよね 笑

10歳になって思春期が始まり、反抗期がやって来て、親は戸惑います。

今まであんなにママ、ママとくっついて来た子どもが友達と遊びに行き、自分とは出掛けなくなる。

少しずつ、少しずつ、子どもも世界を広げ、巣立つ準備が始まるんです。

子離れって意識しないとできないもんです。

やっぱり、可愛いし、寂しいし、今まで育てたのにそんなこと知らない!と子どもは自分の人生を歩み始めます。

でもそれでいい。

それがいい。

むしろそうなればしめたもの。子育ては成功。そして完了。

未成年のうちは親が責任を取らなくてはならない事がたくさんあって、なかなかその辺のさじ加減が難しくはありますが、10歳過ぎたらお子さんに関する事の話し合いの中にはお子さんも交えて、夫婦だけの閣議決定にならないようにしたいものです。

そのためには普段の生活から、子どもにやらせる、ということを積み重ねていくといいですね。

私は宿題をやれ!という親ではありませんでした。

全ては20時で終わり、それが終わったら風呂に入り21時で寝る、ということさえ守れば、自分で組み立ててやるといいという決まりを作りました。
結構大変だったようですが、それなりに自分で、20時まで宿題ができなかったら次の日の朝早く起きたりと工夫してやっていたようです。

今思うのはコミュニケーションをもっと上手く取れたらよかったなぁということ。

それでも今もなんだかんだ言いながら
私にはいろんなことを話してくれる子どもに感謝です。

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