8/29 人の心は誰にも見えないし、自分でもコントロールできない。

こんにちは。
発達障害をみんなで考える会『ここから』代表のひなたです。

暑さも緩んできたと言うのに体調を崩しています。

店を開けることもできなくています。

かなり参っていますが、なんとかやってます。


こんな風に、会の代表をしていると
お悩みの相談を受けることもたくさんあります。

学校へ行きたくない
会社で辛い
生きていくのがしんどい
自分は無力です

などなど。

ですね。

いろんな悩みありますが、みんなに共通することは、みんな『普通でありたいけど(いろんなことがあって)できない』と言う罪悪感で悩んでいます。

『、、、であるべき』

と言うことに縛られて悩んでいます。

やっとの思いで打ち明けても

だから?みんな普通にやってるよ、なんであなたはできないの?
もしくは、あなたならできるよ、頑張って!

できないから相談してるのに。

こんなとき、心が見えたらいいのに、と思います。

こんなにズタボロになって、それでも日々なんとか立ち上がっているような状態なのに、
わかってもらえない。

ほら、私の心、こんなにボロボロで、もう休まないとやばいんです。

って見せられたらいいのに。

でも、残念ながら、心って見えない。
見えないからわからない。

そんなとき、基準は『普通』だったり『みんな』だったり『自分』だったりになります。

普通はこうするものだし、私だったらこうしてきた、私もできたからあなたもできる、みんなもやってるじゃない。


まだ大丈夫でしょう?


ボロボロなのにそんな風に言われてしまったら。


例えば、もう、銃で撃たれて、ナイフでめったざしにされている人に対して、大丈夫だから働きなさいとは言わないのに、心はそんな状態でもやすみなさいとは言ってもらえない。

親子でも、夫婦でも、それはもう心に関してはそれぞれの固定概念や価値観の問題だから、本当に難しい。

そして、
自分の心は自分にも見えないんです。



自分はまだこのくらい耐えられる。
みんなも頑張ってる、お前も頑張れ、行けと言われたから仕方ない。


そう思いながら今日も学校へ行く。

休みたいけど家にいると親がうるさいから仕方なく出かける。

でもやっぱり行きたくなくてウロウロして




気付いたら電車に飛び込んでいた。




そこはね、死ぬのって怖いから死ねないでしょ、死にたいって言ってても死ぬわけないでしょ、って思ってるかもしれないけど
それは無意識に起こることもあるんです。





死にたくなくても死んでしまうこともあるんです。



授業中、周りが騒いでいるからなんだ?と思って自分の手を見たら傷だらけで真っ赤に染まっていた。

松本先生の先日の講演会で聞いた実話です。



あなたの大切な人が、SOSを出しているのに
大丈夫でしょう、なんて思っている間に、救急車で運ばれているかもしれない


そんなこともあるんです。


残念ながら人の心は見えません。

どのくらい傷ついているかなんて、表面からみてはわかりません。笑っているから大丈夫なんて思っていても、その人はあなたのことが好きで心配をかけたくないから無理をしていつもと同じように振舞っているだけかもしれません。



それに対して

普通はこうするべきだからこうしなよ、大丈夫でしょ


なんて言うのは




モラハラです。

場合によっては虐待です。


あなたの『普通』を人に押し付けるのは
その人をもっと傷つけることになる。


会社も学校も行きたくないなら行かなくてもなんとかなります。


生きてさえいれば。



何よりも優先されるべきは命です。



命を失ったらやり直すこともできません。



それを守らなかったら取り返しがつかない。



あなたの大切な人は、無意識に電車に飛び込みます。


無意識に高いところから飛び降ります。


死にたいと言う一言は
死にたいのではなくて
生きたいから助けて、と言う意味です。

本気で言ってるわけじゃないから、とか
死なないだろうからほっといて大丈夫、とか

そんな風に先送りしているうちに
どんどん心の傷は広がっていって

無意識に楽になろうとします。


悩んでいる人は
なかなか人に相談しません。


そんな人がもし、自分に相談してきたり
SNSでつぶやいていたりしたら



『普通』とか『自分の概念』は置いといて
とにかくまず味方になること。


苦しい気持ちを受け止めて、心の傷を理解してあげること。


夏休みが終わって、今とても苦しい気持ちで学校に通っている子どもたち。


今や不登校は30人に1人。
予備軍は10人に1人。


でも私思うのは、不登校になれるなら大丈夫なんです。


怖いのは、無理して学校に行っている子どもたち。


無理して会社に行こうとしている人たち。



頼むから、休んでください。


そこだけがあなたの人生ではないし、そこに行かないでも終わりではありません。


そして周りの人たちも、心の休養の大切さを知ってください。


そうしないと本当に取り返しのつかないことになります。


大切な人を失いかねない。


当たり前にいってらっしゃいといってくれていた人が明日いなくなることもあります。


忘れないで。
誰でも、ゲートキーパーになれます。

******************** 
発達障害をみんなで考える会『ここから』  
毎月15日19時より月例会を行なっています 
発達障害に関心のある方であればどなたでも参加できます  
お問い合わせ 
電話番号 080-4512-7102   
(Share Cafe おおきな木 代表 日向) 
活動場所 鶴岡市苗津町3-13 
Share Cafe おおきな木 
メール coco.color.hattatsu@gmail.com 
********************











発達さんのためのでこぼこサークル『ここから』(解散いたしました)

(2024年6月14日をもって解散いたしました) 山形県庄内地方で活動している 発達さんのためのでこぼこサークル『ここから』です。 『ここから』は毎月15日に茶話会を行なっています。発達障害に関心のある方であればどなたでも参加できます。(参加費は場所代を割り勘にしています。おひとり数100円です) coco.color.hattatsu@gmail.com

0コメント

  • 1000 / 1000