7/9 もう限界だった

こんにちは

発達障害をみんなで考える会『ここから』日向です。

朝は暑いなと思ったけど今はそうでもない感じですねぇ。
過ごしやすい気温でこのくらいがいいな。

発達さんは気温の変化に弱いです。季節の変わり目ご自愛くださいね。

中には洋服とは体温調節ために着る物、という概念がない方もいます。

真夏なのに長袖?!とか、逆に真冬にコート着ないで出かけたりとか。
彼らにとって洋服は、温度調整のためのものではなく、不安なときはたくさん着る、とか心の状態で決まる場合があるみたいですよ。

だから暑くても長袖を着ていたりするのですが、できましたら無理に脱がせたりはせずに、室温で調整するなど、熱中症などには十分留意してあげてくださいね。


さて、障害者にまつわる悲しい事件は残念ながらなくならずに繰り返されるばかり。

その中でまたショッキングな事件がありました。

22歳の知的障害者の息子を両親が監禁していたとのこと。

3月から、ドアの内側のノブを外して出られないようにし、食事は与えており、排泄はバケツに、部屋の照明は取り外されていたとのことですが、息子さんは健康状態に問題はないとのこと。

まずは最悪の事態にならずに済んでよかった、と思います、、、

各新聞で取り上げられておりますが、それぞれで見解が違い心を痛めております。

ご両親の心情に寄り添った書き方をしている新聞もあれば、ただ容疑者として書いている新聞も。

監禁は犯罪ですが、なぜご両親は息子さんを閉じ込める、というところまでいってしまったのか、その背景の方がずっと問題視すべきところです。

ご両親は22歳まで息子さんの面倒を見て育て上げてきたけれど、『限界だった』とおっしゃっています。

行政にも相談に行ってらっしゃることから、放置していたわけではなくて、何かしらの手立てを打とうとしていたのは間違いありません。それに、食事や排泄にもそれなりに気を使い、健康に問題はなかったとのこと、倫理上、また、基本的人権の尊重という観点から、人間的な扱いであったかどうかは問題ありですが、まずは、危害を加えるための行為ではなかったこともわかります。

息子さん、年齢的には22歳と定型の発達であれば、大学生か社会人か、もう自立していてもおかしくない年齢ですが、知的障害の程度については情報がないです。その辺ちょっとわからないのですが、障害って重度(障害者としての等級が上)だから大変、ということも一概に言えないということをまずご理解いただきたいと思います。

逆に、障害の程度が軽い、とみなされた場合、打つ手立てがないことが多いです。

軽度の人たちは施設などを利用するまでに至らず、定型の人たちの中に置かれます。

うちの息子も、軽度だったし、I.Qも高かったので、支援級の対象にならず、普通級にいたのですけど、いろいろあって結局、馴染むことができずに、不登校、という形になってしまったし。

もし、支援級に行って個別指導を受けることができていたら、もしかしたら、今とはまた違う人生を歩んでいたかもしれません。

まぁ、おかげさまでドラムという得意分野に出会えて、今はそれで食べていくために頑張って学んでいるし、本人はそれが楽しくてたまらないようなのでいいのですが、みんながみんな、うちの子のように得意分野を伸ばせる方向に行くというわけではありません。

もちろんたくさんの努力はしたから今があるとは思っているけれど、努力が全て実るかと言えばそうでもなく、ラッキーな例だと思います。

そして、小さいうちはまだ学校という居場所もあるのでなんとかなるのですが、大きくなるにつれて支援も薄くなり、居場所もだんだん少なくなります。

知的障害者の場合、軽度であれば、職業訓練を受けて一般企業に障害者枠で就労するということもできます。また、A、Bそれぞれの作業所で働く、ということも可能です。作業所は、身体、精神、知的障害の三障害一元化されており、だいたい、一緒に働いています。
A型は雇用契約を結びますが、B型は雇用契約は結びません。
LITALICOの下記リンク先よりお借りしました

A型は
就労経験があるが、現在は働いていない方
就労移行支援サービスや特別支援学校での就職活動を経たが、雇用に結びつかなかった方
が対象となり、一応は最賃が保証されます。

B型の場合、作業所でお仕事する感じなんですが、実際のところ、労働基準法の下での就労ではないために、最低賃金法は関係なく、時給が100円未満だったりとかなり低い工賃で働いています。その代わり、体調などに合わせて働くことができる、というメリットがあります。現実そうではないという話も聞いていますが、一応そういうことになっています。


作業所で就労する人たちのほとんどは障害者年金を受給しているので、それと合わせればなんとか生活していけるくらいにはなるのかもしれないけど、現実問題、工賃があまりに低く、給食費や送迎代などを支払うとマイナスになりむしろお金を払わなくてはならないことが多々あるようです。

そんな背景から、通わせることもできず、というか、通うほどにお金がかかったりするため、やめてしまう利用者もたくさんいるようです。知的障害の場合は、自分の置かれている状況を把握できないので自らやめる、ということはあまりないようですが、精神障害や身体障害の方々は、あまりの工賃の低さにモチベーションの維持ができず、やめてしまうパターンが多くあるようです。通うほどにマイナスになるのであれば意味がないと考えても致し方ないと思います。

支えている家族がそれなりに収入もあれば継続も可能ですが、そうでない場合、居場所がないまま自宅にいる、となると、当然一人では置いておくことができず、家族の誰かが仕事を辞めてそばにいなければならないということが発生します。

そうすると余計に家計は大変になっていきます。

さらには、ヘルパーさんなど、それなりに支援も受けられるとは思いますが、当然お金がかかるし、ほぼ、家族の誰か一人のワンオペ状態となるのではないかと思います。

特に大きくなっていれば、祖父母もいない、親の兄弟もとっくに別の家庭を築いているのが当然で、両親、兄弟児だけで支えていく形になるであろうことは容易に想像できます。

今回の事件の場合も、行政に相談した、とありますが、重要視してくれないことがほとんどで、まず、すぐには動いてくれません。動いてくれたとしても、何をするにも時間がかかります。

生活保護を受けようにも、22歳の息子を一人暮らしで世帯分離したとしても、家族はもちろん、親戚縁者の中で支援できる人がいるとそれは無理なことです。

あくまで自己責任なんですね。自ら選んで障害者として生まれたわけではないのに。

こんな状況でおそらく、致し方なく息子さんを監禁するに至ったのではないかとわたしは推測します。

悲しいかな、どうせそんなところだろうなと、容易に推測できてしまう現状なんです。

容易にそういう状況に至ってしまう現状なんです。

今回のことは、虐待に当たるわけですけど、
幼児虐待についても、わたしにはそのお母さんを一概に悪いと決めつけることはできません。

わたしたち、発達障害児を育てている親であれば、自分だっていつ子どもの首を絞めるような状況に追い詰められるか、紙一重の状態であることをよくわかっているからです。

もちろん、状況が悪かったからといって、かけがえのない命が失われたことは肯定できません。

けれど、これだけ世の中に虐待事件が多く起こる背景には、『対策の甘さ』があるのです。

そういう社会にしてしまったのは誰か。

政治家でしょうか?

ではそれを選んだのは誰か。

残念ながらわたしたちが選んできた通りの世の中なんです。

友達だから、昔からお世話になっているから、他の党ではなんか不安だから、というような理由で投票していると、このようなことになるんです。

それぞれの政策をよく吟味して
投票していただきたいです。

基本的人権を尊重してくれる人は誰か、障害者のことを理解してくれているのは誰か、よく見極めていきたいと思いますし、これからも、障害者がどのように暮らしているのかをおしらせしていきたいと思います。

今後、発達障害当事者限定の会『彩えんぴつ』ではメンバー有志によるブログを開設する予定です^_^

そのブログでは発達さんの困りごとや日常生活のことなどを綴っていく予定です。そこでもおそらく、今の制度の甘さが露呈するような内容にも触れることがあろうかと思います。

開設の際にはまた改めてお知らせいたしますね。

そして、発達障害に限らず、何か力になれることがあればなりたいと思っておりますので、Share Cafe おおきな木まで足をお運びいただく、また下記までお知らせいただけますように。

月火定休ですので明日から通常営業(12:00〜18:00)しております。

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発達障害をみんなで考える会『ここから』 
 毎月15日19時より月例会を行なっています 
発達障害に関心のある方であればどなたでも参加できます  
お問い合わせ 
電話番号 080-4512-7102   
(Share Cafe おおきな木 代表 日向) 
活動場所 鶴岡市苗津町3-13 
Share Cafe おおきな木
メール coco.color.hattatsu@gmail.com 
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発達さんのためのでこぼこサークル『ここから』(解散いたしました)

(2024年6月14日をもって解散いたしました) 山形県庄内地方で活動している 発達さんのためのでこぼこサークル『ここから』です。 『ここから』は毎月15日に茶話会を行なっています。発達障害に関心のある方であればどなたでも参加できます。(参加費は場所代を割り勘にしています。おひとり数100円です) coco.color.hattatsu@gmail.com

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