母子分離と反抗期とNPDとACと発達障害
お久しぶりのブログです。
そうでもないかな。
発達障害をみんなで考える会『ここから』代表の日向まどかです。
みなさま一週間お疲れ様でした^_^
反抗期真っ只中のうちのぼっちゃま。
反抗期はあったら喜んだ方がいいもの。
赤飯炊いて喜んでもいいくらいの出来事です。
がっつりマウント取ろうとしてくるのですごく腹立たしいですけどね 笑
10歳過ぎたら母子分離のことを考えた方がいいなと、昨今の草男子たちを見ていて思います。ぐっと子どもっぽさはなくなって自分自身、というものを持ち始めますよね。
男子はどこかで母親というものをクリアしないと(形はわからないですけど)次の恋愛に進めないんじゃないかなぁ、と思います。
一応、小児の成長発達過程では、就学前くらいまでは異性の親を自分の初めての異性として大好き❤で育つ。パパと結婚するの❤️という娘ちゃんはめっちゃ可愛いですよね^_^
そしてその後、両親が仲良くしているのを見て、母親には父親がいて、父親には母親がいるんだなぁとその恋を徐々に諦めるのだとか。
そしてもっと大きくなってくると、神様みたいに思っていた親が実は自分と同じ完璧ではない人間だったということを知っていきます。
ところがその過程をすっ飛ばして反抗期もなく大人になると、、、
お母さんのおっしゃる通りです、というマザコン男子の出来上がり。
安冨歩先生風にいえば、ママのポケモン。
子どもは離れたいのにお母さんが離れられないパターンが多いのではないかしら。
私もつい手を出してしまって拒否されるのを繰り返してます 笑
そうなったらしばらく放置するしかないですね。
彼が考える時間を与えないと押さえ込んでコントロールしてしまう気がして。
その背景には女性の男性化があるように思うんです。私の仮説ですよ。
戦後、女性が社会進出して、これまで男性の稼ぎで暮らしてきた女性が、お金を稼いで1人でも暮らせるようになった。
そうするとこれまでお金を稼いできた父親が強かったはずの家庭で母親の方が強くなって。
男子はそれを見て育つから、母親から勝てない。
それは父親も同じで、女性が社会進出する前は、外で働いて一家を養っている父親に対して感謝の念があり、父親を敬う気持ちがあったのが、今では父の日が一年の記念日の中で一番売上が悪いそうで、、、^^;
反抗期になっても母親から勝てない男子。
そして母親も息子から負けまいとするんですよね、、、押さえ込まれて反抗しない、つまり母親が神様のまま大人になるんです。
母親に勝てなくなったのはなぜか。
実は母親自身の問題もありますが、昔以上に母親が持つようになったもの、それは『お金』です。
お金がないと生きていくことができない世の中であることは子どもも知っています。
母親に逆らうこと=お金がもらえないかもしれない=生きていけない
お金によって家庭内での母親の立場が父親よりも強くなったこと。
それが私は昨今の反抗期のない子どもが増えた原因ではないかと。
ちなみに離婚が増えたのもそこが原因です。女性がお金を持って自立してしまえば面倒な旦那と一緒に暮らす理由はないですもんね。
そんなことを考えるようになったのも、なぜ少子化になったのか、ということを考えたから。
結婚できない男子が増えて、特別恋愛しなくてもいいやーって言う絶食系まで出てきて。
もしくは母親の言う通りにしか動けない男子が賢い女子からは相手にされなくなって結婚できない。
女子も似たような構図だろうとは思うのですけど、、、
さらに追い討ちをかけているのはお一人様でも生活できてしまう今の社会の仕組み。
と言うかそれが原因でもあり追い討ちをかけている。
つまりは資本主義社会のこれもまた不幸な産物なんです。
そうなるとどんな子どもが増えるのか。
AC(アダルトチルドレン)です。
親を乗り越えられなかった子ども。子どものまま、母子分離できないまま大人になった人たちです。
ACは発達障害に大変似た症状を呈します。自己肯定感が低く、ネガティブ思考。自分軸が出来上がっていないのでブレブレで親にコントロールされており、親から自立していないので親の言うことに左右されます。
違いは、発達障害は先天的ですが、アダルトチルドレンは後天的です。
ですので克服可能です。
そしてもう1つ。
こっちはかなり厄介、、、
NPD(自己愛性パーソナリティ障害)です。
こちらも発達障害、ACと似た症状を呈します。後天的です。イメージとしてはACがこじれたもの、、と思っていただいていいかも。
ACとの違いは、ACは自己肯定感が低いのが見てわかりますが、NPDは社会的に立場もよく、割とお金や権力を持っている人に多いようで、万能感を持っていて自信もむしろ過剰で一見わかりません。
自己愛ですから自分のことが大好きで、信じられないくらいに自己中心的。NPDのNはナルシズムのNです。
自分のことにしか関心がなく、共感性も著しく低いです。目の前で人が泣いていようが、自分に関係がなければ放置。自分が正しく、自分が全てなので、人の意見を聞き入れることもありません。こちらの方法がいい、と教えられても、自分がやってきたやり方を変えることができず、いつまでも同じやり方にこだわり価値観などのアップデートが出来ません。モラハラを行うのもこのタイプです。
ACと違う特徴は、権力やお金に異常に固執すること。NPDはお金を稼いでいる社会的立場の強い自分が大好きで、それを保持することに命をかけています。名誉とか権力とか、傘に着れるものが大好き。会長とか代表とかを引き受けるのも大好き。ADHDやACそういうところはありますけど、NPDほど執着はしません。
お金の管理をNPDに任せると、お金を使うこと自体を嫌がるので(たくさん持っていることに対してステータスを感じていて自分を強いと思い込んでいるから)妻にお金を渡さず、家族のためにお金を使うということもせず、しかし、自分のためにはお金を使い、それで自分の自己肯定感を保つということに命をかけます。残念ながらそれについて悪いことだと思いません。お金を使うこと自体を悪だと思っているからです。人に奢ることもしない、または渋る、一円単位まで割り勘するタイプは怪しい。交際時にそういう様子が見られたら結婚しないほうがいいタイプです。いわゆるモラハラ夫になるタイプです。
でも、このモラハラ夫を作り上げたのも、母子分離できない母親が原因ではないかと思っています。
しかしながら、その母親もなぜそうなったか、といえば、社会進出してお金手に入れたために男性化しているから。
もしくはシングルマザーもそういう傾向はあるかも。
でも、男性化した女性やシングルマザーが悪いわけではなくて、それは時代の流れであって、結局の大元の原因、『そもそも』は資本主義社会ではないか、と私は思います。
本来、母子分離は意識しなくとも自然にできるんじゃないかと思うんですが、おそらく、母親がお金を稼ぐようになったことで、家庭の中での男女の役割に逆転現象が起きて、こんな風になったんじゃないかと私は考えます。
ある意味、やっぱり女性は賢いんですよ。
だって、自分の立場を向上させたり、自己肯定感をあげるのには、お金を稼いでお金を持つことが手っ取り早いんですもん。
女性は賢くて時代の流れも読むし、男性よりもコミュニケーション能力も高いので、今の社会にうまく順応したともいえます。
だから何が悪いのかと犯人探しをすれば、
『資本主義社会』なんだろうなぁ、、、と。
いろんなことを考えても結局ここにたどり着くことが多過ぎて、この大きな敵の前に、自分の無力さにため息しか出ません。
そして、ACもNPDも発達障害によく似た症状を呈することから、おそらく、今、大人の発達障害が増えていると言われている中に、きっとACやNPDも混ざってるんじゃないかなぁと思うのです。
ただ、ある意味、ACもNPDも発達障害の二次障害としての可能性もあると思うので(母子分離し難いというところで)みんなごちゃごちゃになってるかもしれないなぁ、、、とふと思うのでした、、、
秋田での講演の時の質問の際に、父親の役割のところでも少し触れたけど、、とにかく、人生の舵取りは本来、判断力があるはずの男性の方が向いている。
お父さん頑張れ、と思います。そのお父さんも実はAC、NPDだとしたら判断力はないですけど 笑
ジェンダーの問題もあるのであんまり大きな声で言えないけど、私はジェンダー問題は、男女の脳の差、体の差を加味しないと成り立たないと思っているので、男女平等って成り立つのかなぁ、、、と思っております。
ただ。
女性はどうしてお金で自分の価値をあげなくちゃならなかったのか、といえばやっぱり長年、男尊女卑で虐げられてきた歴史があります。
そこでもし、世の男性たちが、うちのお母ちゃんは最高だよ、と言ってくれていたら、こんな逆転劇は起こらなかったかもしれません。
人間関係は勝ち負けではないと思いますけど、私も、この社会に生きながら、立場(上だとか下だとか)を忖度しながら生きております。ふう。ほんと、疲れます。
資本主義社会をなんとかしなくちゃ!と思うと果てしな過ぎてモチベーションが保てないので、とりあえず、自分の半径3メートルだけでも、優しいおおらかな世界を作れないかなぁと思って動いております。
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発達障害をみんなで考える会『ここから』
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